企業研修の事例をご紹介

 

企業組織の命運を握る「プレイングマネージャー」

慢性的な人手不足と働き方改革の影響により、ほとんどの中小企業でマネージャー職のプレイングが求められています。このような環境下では、マネージャーは現場業務に傾注せざるを得ず、本来のマネージャー業務に専念できないという課題が出てきます。

そして、この課題を放置することは、部下の育成管理がままならないまま、マネージャー本人はもとより、担当部署ひいては会社全体がじわじわと追い込んでいくことにつながってしまいます。この課題解決のポイントは、プレイングマネージャー職が生き生きと働ける環境づくりに会社全体で優先して取り組むことでであり、結果として、企業の業績促進に影響してきます。

企業組織の命運を左右すると言っても過言ではないキーポストである「プレイングマネージャー」。このプレイングマネージャーの育成と、プレイングマネージャーがはつらつとして働きやすい社内環境構築は両輪として取り組んでいくべき課題として、研修を実施しました。

管理職(マネージャー)研修プログラムの事例

※当研修プログラムで取り扱ったテーマ

強い組織の礎を担う管理職(マネージャー)育成
【問題解決の思考技術強化研修】
~従来型のコミュニケーションやマネジメントでは、人が育たない現実がありませんか?~

課題① 多様で複雑化した問題に対応しきれない

近年、どの業界においても、関わる業務はより多岐に渡り複雑化していると言えます。ということは、それに付随して発生しうる問題も、同様に多種多様に複雑化してきているということです。

当社が考える、企業が抱える「問題」とは、「人」に起因するものと「業務」に起因するものの大きく2つに分類され、この2種類の問題に対して、最適な「問題解決思考」をケースバイケースで使いこなすことで、日々発生する人の問題や業務の問題解決の大きな糸口となります。

当研修では、日々の業務で起きた問題に対し、管理職が自身に与えられた裁量の中で瞬時にジャッジし、解決に導くためのスキルを身に付け強化することで、近い将来会社を担っていく経営幹部の適性に即した管理能力を養っていきます。

課題② 「人・組織の問題解決」に適切なアプローチ方法が分からない

当研修では、管理職(マネージャー)が正しい問題解決の思考を技術として修得し、より効率的に業務にあたっていただくためのスキルを強化していきます。

従来は部下が問題を抱えていた場合、その問題の原因を追究し、その原因を無くすための解決策を考えていくアプローチが主流でした。もちろん、現在でもこのアプローチ方法は有効であり、問題の原因を遡って追究していくことで、いずれ解決策は明確になります。

しかし、このアプローチは「商品・サービス・システム・オペレーションなどの問題解決」に対して特に有効な手段であり、原因が特定しにくい、あるいは原因の追及による悪影響が起きがちな「人・組織の問題解決」に対しては必ずしも有効であるとは限りません。そこで、「人・組織の問題解決」を図るには、「未来」に焦点を当てるアプローチを採用していきます。

当研修では、まずは「人・組織の問題解決」に向けたコンテンツを修得し、自社が抱える人・組織の問題に向き合っていただいた上で、従来型の「商品・サービス・システム・オペレーションの問題解決」に取り組んでいくことで、論理的かつ本質的な問題解決スキルを身に付けていただきます。

管理職(マネージャー)がこれらのスキルを強化することは、企業に関連するあらゆる問題解決だけでなく、マネジメントする部下のモチベーションや、管理職としての信頼性を高め、多用に複雑化した業務をスピーディーかつシンプルに捉え、変換していくことができるようになります。結果、管理職(マネージャー)が強い組織を支える礎となり、次世代を担っていく人財として力を発揮できるようになります。

2種類の問題解決思考法
①人・組織の問題解決:「未来」から解決策を考える
 「どのようにすればできるのか?」
②商品・サービス・システム・オペレーションの問題解決:「過去」から解決策を考える
 「何がいけなかったのか?」
※当研修では2種類の問題解決思考を修得します。

研修の実施について

当研修のような課題解決を図りたいと考えられている企業担当者様は、以下実施についての詳細もご確認ください。当社の研修・セミナーはオーダーメイド型のためクライアント企業様の希望・要望に柔軟に対応可能です。以下につきましても一例としてご参考ください。

  • 期間:2カ月間
  • 回数:研修2回・個別面談2回
  • 時間:2時間~2時間半目安(研修時間は受講者数により異なります)
  • 受講者数:1クラス16名~20名まで
  • 受講メンバー:基本固定

※研修については業務の一環とし優先した参加をお願いしています。
※各回ごとに「行動課題」を出し、次回受講者から発表していただきます。
※「提出課題」については添削してお返しします。
※「個別面談」や「グループ面談」の実施も可能です(研修時間外実施のためオプション)。

研修で期待できる効果

  1. 管理職に求められるさまざまな問題解決スキルが身に付く
  2. 問題解決のための有効なコミュニケーションについての理解が深まる
  3. 部下からの信頼が得られる
  4. 商品・サービス・システム・オペレーションの問題が改善し、効率的に業務に当たれるようになる
  5. 問題解決スキルの修得により受講者の自信とモチベーションが高まる
  6. 次期幹部となる優秀な人財が発掘・育成できる
  7. 管理職を育成することで、強い組織の基盤が構築できる

プレイングマネージャーに必須の「問題解決スキル」

プレイヤーとして仕事ができ、どんなに知識・スキルが高くても、問題解決アプローチができない場合、残念ながら管理職としては上手く機能しません。

「プレイングマネージャー」を企業組織の支えとなる人財とするために、当研修で「問題解決スキル」の強化を図り、自身の仕事の効率化と、部下との信頼関係を同時に高めていき、スピーディーかつシンプルに組織変革を起こしながら前進できる管理職(マネージャー)の育成を目指します。